満員ホームで難敵撃破へ 12日からCS川崎戦 好調石井が存在感 千葉ジェッツ

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琉球戦で攻守に存在感を放った千葉の石井(右)=5日、船橋アリーナ
琉球戦で攻守に存在感を放った千葉の石井(右)=5日、船橋アリーナ

 バスケットボール男子Bリーグで東地区を初制覇した千葉は12、13日、プレーオフのチャンピオンシップ(CS)準々決勝で川崎(同地区3位・ワイルドカード)と対戦する。悲願のリーグ王者に向け、本拠地船橋アリーナで初陣を迎える。2戦先勝方式で争われ、1勝1敗となった場合は前後半5分の第3戦が実施される。試合はともに午後2時5分開始。

 初戦から難敵と激突する。川崎との今季対戦成績は3勝3敗だが、2日に90-102で敗れたばかり。4月下旬に日本国籍を取得したファジーカスの出場可能時間が増え、多くのリバウンドを許し劣勢に立たされた。千葉の大野ヘッドコーチは「短い期間だが、あの試合をしっかり反省し準備して挑みたい」と話す。

 千葉最大の武器は堅守と速攻。1試合平均のスチール数はリーグ最多の8・5。パーカーらが粘り強く競ってボールを奪い、ガードの富樫を軸とした素早い攻撃につなげ得点を量産してきた。

 富樫は「大崩れで負けた試合がほとんどない」と今季を振り返り、「速攻がさらに速くなり、短い時間で一気に得点できるようになったのも強み」と続ける。点差が開いていても、瞬く間に追い付く展開は何度もあった。攻撃力の高い川崎にも堅守で応戦し、スタイルを貫けるかが鍵となりそうだ。

 今季の連敗は年末年始に喫したA東京戦の1度のみ。1月の天皇杯2連覇も含め、「特に成長を実感できるシーズンだった」と富樫。地区優勝を決めた直後の最終戦も白星で飾り、良好な状態でCSに突入する。

 さらにリーグ終盤に存在感を放ったのが、八千代高出身の石井だ。優勝を決めた5日の琉球戦は今季自己最多となる16得点。6日の最終戦も16得点し2点、3点シュートの成功率はともに8割を越えた。CSでは「ほかの選手にもボールを散らし、的を絞らせないようにしたい」と闘志を秘める。

 昨季は宇都宮で行った準々決勝で敗退。今回は超満員のホームという地の利も生かし、一丸となって突破を目指す。