コート内外でチームけん引 “エナジー”見せた佐藤主将 【船橋発 GO! 千葉ジェッツ】 シーズン終えて(1)

  • LINEで送る

 バスケットボール男子の国内トップリーグ・NBL「千葉ジェッツ」は先月、bjリーグから移籍・参戦した13~14年シーズンを戦い終えた。18勝36敗で東カンファレンス最下位に沈んだが、苦しんだ中でチームを引っ張った選手の思いと数字から今季を振り返る。

     ◇     ◇

 今季のジェッツMVPを2人挙げるなら、筆頭は主将の佐藤博紀選手(32)。コート外では、小学校に出向く特別授業や、イベントの選手代表あいさつなど前面に出る“広告塔”に。

▽HCの戦術を具現
 コート内では、今季から指揮を執ったレジー・ゲーリーヘッドコーチ(HC)の戦術をチームに浸透させる“パイプ役”となった。

 自身のプレースタイルもゲーリーHCの戦術を具現するように、変化した。開幕直後はスマートなプレーが印象的だったが、昨年10月~12月の長い連敗中、コートにはいつくばってルーズボールを追う泥臭いプレーを何度も見せた。

 ゲーリーHCの「エナジー(力強さ)あふれるプレー」を率先し、選手を鼓舞し続けた。

 ▽オールスター出場
 チームのまとめ役だけではなく、ブースター(ファン)からの人気も高い。昨年12月に行われたオールスターゲームに、チームからただ一人選ばれた。

 東カンファレンスのガードのポジションで出場したのは、佐藤選手とリンク栃木ブレックス・田臥勇太選手。米国・NBAでプレーした実力派と出場時間を争い、13分30秒コートに立って2得点を記録した。

▽若手との争いも
 20連敗の長いトンネルを抜けた後、チームは14勝16敗と善戦。4月19、20日の東芝ブレイブサンダース神奈川戦(東1位)では連敗したが、強豪を追い詰める場面も見られ、来季への期待を感じさせた。

 ただ、佐藤選手はチームのムードが上向いた後半戦、新加入の若手選手とプレータイムを奪い合う「ジレンマ」とも戦った。

 「ポジション争いはチームを活性化させる」と受け止める主将は、「このチームはもっと強くなる」とファンに宣言。来季も「ミスター・ジェッツ」としてコート内外で活躍する。