2021年2月10日 05:00 | 無料公開

千葉の新主将に就任したDF鈴木大輔(J2千葉提供)
ジェフ千葉はオフに浦和から完全移籍したDF鈴木大輔が今季の主将を務める。尹晶煥監督が直々にオファーし、快諾したという。ロンドン五輪日本代表など豊富な経験を持つ31歳が低迷続く千葉の改革に挑む。
石川・星稜高を経て新潟へ加入。2012年のロンドン五輪ではセンターバックで全6試合に出場し、4強進出に貢献。柏やスペインのクラブでもプレーした。「後ろから全体を見て周りを動かすことには自信がある」と統率力が期待される。
新しい挑戦としてJ2へ移籍を決断。背番号4はMF田口が付けていたため、ロンドン五輪と同じ13に決まった。昇格経験がない千葉はJ2で12年目。過去のどんな荒療治でも立て直せていない。「自分が入って大きく変わるわけではないが、選手が持っているものを最大限に出せれば。日々の積み重ねが大事になる」と展望する。
キャンプ中の取材で2度「昇格できると思っている」と繰り返した。千葉は尹監督が就任した昨季は失点数こそ減少したものの14位。逆転勝ちやホーム勝利が遠かった。精神面の強化を促すためにも、ピッチ内外で仕事は多いだろう。
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