<ジェフ千葉>鉄壁の「尹サッカー」 開幕戦、琉球に1―0勝利

後半、琉球・河合と競り合う千葉・米倉(左)
後半、琉球・河合と競り合う千葉・米倉(左)

 大粒の汗を流すDF安田が言うように「尹さんのサッカーで勝てた」試合だった。耐えて耐えて、耐え抜く。今季から率いる尹晶煥監督が、かつて鳥栖とC大阪で用いた戦術を千葉が再現。開始1分で手にした1点を90分間死守し、3年ぶりの開幕戦白星を飾った。

 攻撃的だった昨季までとは明らかに一変した。距離を保った守備の陣形は乱れず、整うのも早い。琉球がほぼボールを支配し危険な場面もあったが、防ぎきった。

 センターバックの新井一が左太もも裏を痛め退いた後半14分。尹監督は早くも完全に引いた布陣を敷く。5バックに加え、FW含めた前列も4人が並ぶ5-4-1の構え。攻撃的サッカーを志向する琉球の樋口監督も「大型バスを2台並べられたようだった」と舌を巻いた。

 昨季は過去最低の17位。「オリジナル10」のプライドも消えかけたが、開幕戦で違いを示した。「これを1年やれば必ず昇格できる」と先制点の米倉。疲労を見せながらも自信に満ちあふれた選手の表情が、何よりの違いだ。喜ぶのはまだ尚早。しかし、千葉の新時代が鮮烈に幕を開けた。



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