船山執念 連敗脱出 ジェフ千葉

千葉―金沢 後半22分、千葉の船山(下)が勝ち越しゴールを決める=フクアリ
千葉―金沢 後半22分、千葉の船山(下)が勝ち越しゴールを決める=フクアリ

 明治安田J2第39節第2日(3日・フクダ電子アリーナほか=5試合)千葉は金沢を2-1で破り連敗を2で止めた。勝ち点を42に伸ばし17位に浮上。21位栃木も新潟に勝利し同33となったため、千葉のJ2残留確定は持ち越しとなった。

 横浜FCは長崎に2-0で快勝し、勝ち点70で2位に浮上した。首位柏との勝ち点差は5。長崎は4連敗となった。

千葉21-11金沢
   1-0
▽得点者
【千】アランピニェイロ(2)、船山(12)
【金】加藤(7)

▽観衆6907人

 【評】千葉が連敗を2で止めた。アランピニェイロの2試合連続ゴールで先制。1-1となるが後半22分に船山が勝ち越し点を決めた。米倉のクロスを合わせ、ポストの跳ね返りを再び左足で押し込んだ。金沢は堅守に阻まれ3連勝ならず。

◆泥臭くねじ込む

 フクアリでの勝利は9月14日以来だ。「こういう状況でも応援してくれるサポーターの声で私自身も顔を上げられた」と千葉の江尻監督。明るい表情が久々に戻った。

 同点とされ漂ったいつもの不穏な空気は、船山が一掃した。後半22分。米倉が上げたクロスへ突進、伸ばしたつま先で押し込んだ。一度はポストに当たるが、8試合ぶりに先発起用された男の執念だろう。ボールは再び足元へ。曲げた右足と左手で体を支え、左足で泥臭くねじ込んだ。

 真っ先に為田が抱き付き、米倉やベンチの仲間も駆け寄り祝福。歓喜の渦ができる光景も久々だった。サイド起用で先制点のアランピニェイロが言うように、勝因は「チームとして一つになれた」ことに尽きる。全員で走り全員で守り切る。これが目指してきた姿だ。

 “成田の漢(おとこ)”船山はサポーターの前で自分の応援曲を熱唱。ただ、佐藤寿に促され現れた取材陣の前では「今話すことは本当にない」と足早に去った。晩秋にようやく今季10勝目。J2残留を確定させるべく、余韻に浸る暇はない。



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