次世代に昇格託す 佐藤勇人引退会見 ジェフ千葉

引退会見で思いを語る千葉の佐藤勇=ユナイテッドパーク
引退会見で思いを語る千葉の佐藤勇=ユナイテッドパーク
リーグ戦で初の同時出場を果たした佐藤勇(左)と佐藤寿(右)=6月29日、フクアリ
リーグ戦で初の同時出場を果たした佐藤勇(左)と佐藤寿(右)=6月29日、フクアリ
J1昇格プレーオフ決勝で大分に敗れ肩を落とす佐藤勇(右)=2012年11月23日、国立競技場
J1昇格プレーオフ決勝で大分に敗れ肩を落とす佐藤勇(右)=2012年11月23日、国立競技場

 J2千葉のMF佐藤勇人(37)が16日、ユナイテッドパークで記者会見し、現役引退を表明した。2010年からJ1へ一度も昇格できなかった成績に触れ「自分の責任。クラブは次の時代に進むべきだし、誰よりも戦える状態で引退する意味を残る選手に感じてもらいたかった」と説明した。

 17位に後退した6月29日の第20節町田戦終了後に決断したという。「20年間後悔しかないが、厳しい成績でも足を運んでいただいたサポーターには感謝しかない」と話した。記者会見の最後には双子の弟で千葉FWの佐藤寿人(37)らがサプライズ登場し花束が手渡された。

 佐藤勇は今季最終節までプレーを続ける。指導者は目指さず、今後は「ジェフの力になることができれば」とした。

 中学1年生で千葉(当時市原)の下部組織に入り、00年にトップチーム昇格。守備的MFとして活躍し、08年に京都へ移籍したが、10年に千葉へ復帰。プロ20年目の今季はリーグ戦15試合に出場している。

◆一問一答

 千葉・佐藤勇の一問一答は次の通り。

-引退決断の葛藤はあったか。

「(目安は)シーズン半分が終わる時の順位と開幕前に決めていた。良い順位にいたらこの発表はなかった」

-最後に寿人と一緒にプレーできたことは。

 「寿人は家族であり親友でありライバル。感謝しているけど、若い世代が必要なクラブのためになるのか複雑だった」

-印象に残る試合は。

 「PKで勝ち初タイトルとなったG大阪戦(2005年)と、J1昇格プレーオフで負けた大分戦(2012年)。どちらも国立競技場だった」

-サポーターへの思いは。

 「自分もクラブももっとサポーターのことを考えないといけない。昇格が一度もできず、いつか必ず恩返しをしたい」



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