「結果出せるように」 江尻新監督が意気込み ジェフ千葉

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意気込みを語る千葉・江尻監督=ユナイテッドパーク
意気込みを語る千葉・江尻監督=ユナイテッドパーク

 J2千葉は練習日の19日、監督を解任されたエスナイデル氏に代わって就任した江尻篤彦監督(51)と、高橋悠太ゼネラルマネジャー(GM)がユナイテッドパークで取材に応じた。高橋GMは成績不振が解任の原因と説明し、コーチの江尻氏を新監督とした理由を「(前監督の)良かった部分を理解しつつ、直す部分も冷静に分析できる」と話した。江尻監督は「結果を出せるように」と意気込んだ。

 第3節の山口戦に2-5で敗戦後、クラブは前監督に「第4、5節の結果が良くなければ解任する。第4節水戸戦は勝利が絶対条件」と伝達。水戸戦を引き分けた後に解任を決め、前監督は素直に受け入れたという。前監督とともに就任したサムソ・ヘッドコーチらも19日に解任された。

 昨季終了後に契約更新した前監督の早期解任について、高橋GMは「去年はクラブ内の団結力を高めることも評価の一つになった」。玄米導入の食事改革などを取り入れてチームの意識を高めた前監督の評価材料について、昨季は成績のみではなかったが、今季は結果を最重要視するため序盤の解任になったと説明した。

◆再びの指揮、浮上へ決意

 久々となる監督の座は突然、到来した。「こういう状況だが『やってやるぞ』と」。エスナイデル氏の解任によってコーチから昇格した江尻新監督は2010年以来の指揮を執る。現在の順位は21位。「早くはい上がれるように」と浮上へ決意を漂わせた。

 明大から1990年に千葉の前身となる古河電工に入ると、99年までチーム一筋でプレー。2009年途中から10年までは監督を務めた。10年前と同じ前任の解任による“緊急登板”となったが「(千葉は)育ててもらったクラブ。やるだけだな、と」。迷いはなかった。

 前監督は約2年間、コーチとして支えた存在だ。「一緒に仕事をできたことはプラスになった」。解任による就任に「複雑な部分はある」。前監督の攻撃的戦術を継続するかは「(次節の)京都戦を見てもらえれば」とかわしたが、食事改革については「そのままやる」と言い切った。

 9年前はJ2降格後初のシーズン。その時から千葉は昇格を果たせていない。「前回やり残したことがある。(J1に)上げたい」と誓った。

◆エスナイデル氏に感謝 佐藤勇主将

 千葉の主将を務める佐藤勇はエスナイデル前監督の解任を受けて「(成績不振は)監督だけの責任じゃない。主将を任された以上は自分の責任でもある」と神妙に語った。

 今季の主将を要請されるなど前監督からは厚い信頼を寄せられていた。19日朝にはエスナイデル氏から「(千葉の)成功を祈っている。このクラブはすごく好きだった」などとあいさつがあったという。佐藤勇は「本当に情に厚い人」と感謝した。

 江尻監督が前回チームを率いた2010年も佐藤勇は千葉に所属していた。「このタイミングで監督ができるのは江尻さんしかいない。昇格へ勝ち点を積み重ねたい」