Ｊ２千葉は１５日、フクダ電子アリーナで３０８６人のサポーターを集めて２０１７シーズンの新体制を発表した。今季から指揮を執るエスナイデル監督は「団結力のあるチームをつくり、ジェフがいなければならない位置へ持っていく」と誓った。

　降格後最低となった昨季の１１位から巻き返しを図る。オフには１０年ぶりに復帰が決まったＭＦ羽生や、ＭＦ清武など８人を獲得。９日に閉幕した全国高校サッカー選手権で初優勝を果たした青森山田高から、ＭＦ高橋も加わった。

　今季の方針について、エスナイデル監督は「攻めるのが基礎」と語気を強める。「アグレッシブに試合をコントロールし、全力で努力すれば必ず良い結果になる」と続けた。選手の食事管理や、外部会社と提携し科学的な練習メニューを取り入れるなど、新要素を取り入れ改革も図っている。

　今季のスローガンは「Ｐａｓｉｏｎ　力戦奮闘」に決定。スペイン語で情熱を意味する言葉を用いた。エスナイデル監督を中心に士気に満ちた「闘う集団」となり、一人一人がプロとしての自覚を持ったクラブを目指す。また、ジェフ千葉レディースも新体制を発表。今季からＤＦ上野が主将を務めることが決まった。

　イベントの冒頭では、昨年１１月に航空機墜落事故で亡くなった元千葉のケンペス選手を追悼。サポーターにより横断幕が掲げられ、黙とうがささげられた。

　千葉は沖縄県でのキャンプなどを経て、２月２６日に敵地で行う町田との開幕戦へ備える。

◆「わくわくしてる」　ＭＦ高橋

　「武器は得点力。とてもわくわくしている」。プロ生活を千葉でスタートさせるＭＦ高橋は目を輝かせた　・・・

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