「攻撃的なチームを」 エスナイデル監督就任会見 ジェフ千葉

 J2千葉の新監督に就任したフアン・エスナイデル氏(43)の記者会見が28日、ユナイテッドパークで行われ「積極的に前からボールを取りにいく攻撃的なチームをつくりたい」と力強く抱負を語った。

 エスナイデル新監督は現役時代にアルゼンチン代表歴があり、スペインのサラゴサやヘタフェなどを率いた。高橋悠太GMは欧州で4人の監督候補と面談したと明かし「選手がいま持っているサッカーへの価値観を変えてくれ、クラブを受け入れて一緒にやってもらえる感覚がある」と選任理由を説明した。

 日本のクラブは初めてとなる。新監督は「私が日本の文化に順応しなければいけない部分もたくさんある。お互いに近づき合って、いいものをつくっていきたい」と意欲を示した。

 また、クラブはマルコス・ギジェルモ・サムソ氏(43)のコーチ就任を発表した。エスナイデル新監督と同郷で、同じチームに所属したことがある。

◆“戦う集団”へ変革目指す

 「ジェフは歴史のあるチーム。上にいかなきゃいけない理由がほかよりある」。そう誓い、会見を始めたエスナイデル監督。来季J2生活8年目を迎える千葉は、アルゼンチン出身の43歳に指揮権を託すこととなった。

 笑顔より、真剣に話す姿が目立った。スペイン以外での指導歴はないが、「挑戦は私のモチベーションの一つになっている」と力を込める。

 スペイン滞在中も、「ジェフの試合は20試合、それ以外の日本の試合も見ていた」と言う。高橋悠太GMは面接時、自前の資料を40枚渡され、「相手の前に立つのではなく、奪うまでが守備だ」と千葉の改善点を指摘されたことを明かす。

 GMが外国人新監督の条件に挙げていた「コミュニケーション力」と「日本のチームへのリスペクト」で大きく合点。早期合意へとつながった。具体的なプランは「練習を見てから」としたが、「積極性」や「攻撃的」というキーワードを熱く繰り返した。

 千葉の今季はJ2過去最低の11位。前田英之社長の求める「戦う集団」へ、クラブ初の南米出身監督が導く。下部組織の責任者に外国人を招き、トップと一体となった運営も目指す方針だ。

 「私の目標はチームの目標を達成させること」と、本人の口から直接“昇格”という言葉は出なかった。しかし、「ジェフの改善点は分かっており、私は改善できると確信している」。変革へ、力強く訴えた。



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