初優勝ならず INAC神戸3連覇 皇后杯サッカー

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皇后杯  NACK5スタジアム大宮 観衆4064人
INAC神戸(なでしこ) VS INAC千葉(なでしこ)
1 0 前半 0 0
1 後半 0

▽得点者 【I】田中明(後47分)

 サッカーの皇后杯全日本女子選手権最終日は24日、さいたま市のNACK5スタジアム大宮で決勝を行い、INAC神戸が千葉を1-0で下し、3大会連続3度目の優勝でプレナスなでしこリーグとの2冠を達成した。千葉は初優勝を逃した。

 ロンドン五輪銀メダルの日本女子代表「なでしこジャパン」の澤や川澄らを擁するINAC神戸は千葉に豊富な運動量で食い下がられたが、0-0の後半ロスタイムに田中明がゴール前でこぼれ球を蹴り込んだ。今大会を最後に退任する星川監督の花道を飾った。

 大会は2004年度の第26回から前回まで、元日に男子の天皇杯全日本選手権と同時開催した。今大会から再び単独開催となり、優勝チームに皇后杯が贈られた。

◆気持ちのサッカー最後まで
 なでしこリーグを無敗で制し、選手権も2連覇中のINAC神戸に挑んだ千葉。体を張った泥臭い守備と走力で女王を苦しめ、後半ロスタイムまで互角に渡り合った。「確かに実力では負けていたけど、全員の気持ちで戦った」と主将のFW清水。悔しさをにじませつつ、目指してきたサッカーが決勝で出せたことを晴れやかに誇った。

 ボールをまわされても、コンパクトな布陣を崩さずに人数を掛けて奪いにいった。奪ったボールを即、攻撃につなげ小川、深沢の両FWらが何度も相手ゴールに迫る。遠かった1点について上村監督は「よく走っているんで、精度が落ちる」。準決勝で延長戦を戦い中1日で迎えた決勝でも走力は落ちなかったが、ゴールを割ることはできなかった。


戦評

  千葉は0-0の後半ロスタイム2分に失点し惜敗。前半は支配されたが、後半は10本のシュートを放ち見せ場を作った。体を張った守備や船田の好セーブなどで終了間際まで粘りを見せた。INAC神戸は田中明の決勝弾で3連覇。