市船橋9大会ぶりV王手 大分の追撃振り切る 第90回全国高校サッカー選手権

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 第90回全国高校サッカー選手権第6日は7日、東京・国立競技場で準決勝が行われ、市船橋と四日市中央工(三重)が決勝に進んだ。決勝進出は市船橋が7大会ぶり、四日市中央工は20大会ぶり。市船橋は第81回大会以来5度目の栄冠を狙う。前回まで6大会続いた初優勝校の誕生はなくなった。

 市船橋は和泉のゴールなどで、初の決勝進出を目指した大分を2-1で下した。四日市中央工は5試合連続ゴールとなる浅野の2得点などで、東日本大震災の被害を乗り越えて初めて4強入りした尚志(福島)に6-1と大勝。

 得点王争いはこの日1得点した四日市中央工の田村翔と浅野が6ゴールでトップに並んだ。

 決勝は9日午後2時5分から同競技場で行われる。

 ▽準決勝

市船橋 VS 大分
 2 1 前半  0  1
1 後半  1
 ▽得点者【市】渡辺、和泉【大】清家

 【評】市船橋が逃げ切った。前半24分、渡辺が直接FKを右足で決めて先制。その後は自陣に引く相手を攻めきれなかったが、ボールを保持し主導権は渡さなかった。後半11分にカウンターから最後は和泉が右足で蹴り込み加点。守備もGK積田の好セーブが光った。

 大分は攻撃の迫力を欠き、終盤にFKを清家が頭で合わせて反撃するのが精いっぱいだった。

◆独走して追加点演出
市船橋の追加点は、池辺征史の独走から生まれた。後半11分に自陣左サイドでボールを受けると約50メートルをドリブルで突き進み、一人かわして中央へ送り得点を演出した。

 前日に2試合ぶりの先発復帰を告げられ、鏡の前で「おれはできる、おれはできる」と言い聞かせた。「いつもなら弱気にパスしていたかもしれないが、国立で後ろ向きなプレーをしたら一生後悔すると思った」という強い気持ちがゴールを呼び込んだ。