流経柏 全国王者を零封 吉田が決勝ゴール 千葉県高校サッカー

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 第89回全国高校サッカー選手権(12月30日~来年1月10日・国立競技場ほか)の出場を懸けた千葉県大会決勝が21日、市原臨海競技場で行われ、流通経大柏が1-0で市船橋を破り、3年ぶり3度目の全国出場を決めた。

 流通経大柏は前半、押し気味に試合を進めたが、決定力を欠き無得点。後半に入ると、市船橋が攻撃を立て直し、互角の展開になったが、17分にFW田宮がドリブルでディフェンスを揺さぶり、中央に入り込んだ吉田にパス。吉田が左サイドからシュートし、決勝ゴールを奪った。

 全国総体優勝の市船橋は、選手を交代して反撃を試みたが、得点できなかった。

 流通経大柏 VS 市船橋
1 0 前半 0 0
 1 後半 0
 ▽得点者【流】吉田

 【評】総合力に勝る流通経大柏が競り勝った。前半はサイドを使って攻める流通経大柏に対し、市船橋はカウンターからのロングパスを狙う展開。両チームと も決定力を欠き、無得点で折り返した。後半は市船橋が攻めに転じたが、17分に流通経大柏が田宮、吉田の個人技でゴールをこじ開けた。市船橋も反撃を試み たが、ゴール前を固めた流通経大柏ディフェンスを破れなかった。

◆キーマン封じ、勝利呼び込む 流経柏

 試合終了の笛が鳴ると、ベンチの選手たちは抱き合い、ピッチ上には歓喜の輪ができた。3大会ぶりの全国切符をつかんだ流通経大柏。勝利を引き寄せたのは緻密(ちみつ)に相手のキーマンたちを封じた守備だった。

 前日のミーティング。選手たちで市船橋の長所に思いをめぐらすと、出てきた答えは同じだった。「(背番号)9に当てて10に出して、サイドの8が切り込んでくる」とDF増田繁人主将。相手の攻撃の組み立てを把握すれば、あとは対策を施すだけだった。

 その3人を流通経大柏はマンツーマンでマーク。ボランチの2年生、古波津辰希は「10番がどこに行っても、1メートル以内に付いていろと言われた。昨日の夜から10番のことしか考えていなかった」。激しいプレッシャーで攻撃の要に仕事をさせなかった。