専大松戸主導権握れず 大黒柱、プレッシャーに屈す 専大松戸・栗原 夏の高校野球千葉大会 第12日

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 五回1死一、三塁。専大松戸ベンチから「塁を埋めて本塁で刺せ」と指示が出た。5番を歩かせ、次打者にはスクイズを警戒しながらも、2ボール2ストライクに追い込んだ栗原洸。次の瞬間だった。「2ストライクだったから正直(頭に)なかった。急にきて、がちがちになった」。3バントスクイズだった。

 小飛球。しかし反応が遅れ、勝ち越しの生還を許した。「(フィールディングは)うまい子なのに、あれさえ追えなかった。プレッシャーだったのかな」とエースで4番の心情をおもんぱかった持丸修一監督。直後に左翼への交代を告げた。

 立ち上がりから、ボールは明らかに浮ついていた。地に足が着いていないことを自覚できたという。2-0から三回までに追い付かれ「修正が効かなかった。早く代えられるべきとさえ思えた」と明かし「自分の精神的な弱さが全部出た試合。情けない」。

 八回の攻撃。無死二塁の打席で送りバントし、頭から一塁へ滑り込んだ。一塁に生きたが、勝負に出た指揮官に代走を送られ「一気に逆転したかった場面だったから仕方ない。でも、もう一回打席に立って取り返したかった」。