低め集めて長打封じ 学館浦安・巣山

  • LINEで送る

 Aシードの専大松戸を破る大金星。強力打線を相手に2失点完投で勝利した東京学館浦安のエース巣山一歩は「力負けしている感じは全然しなかった」と胸を張った。シンカー、スライダーを低めに集める粘投で長打を封じた。

 昨春に横投げに変更。制球力を磨こうと壁当ての練習を取り入れた。「レフト側の壁にちょうど良い高さの線があって、その下に投げると低めに集める練習になる」。

 だが、3月の東日本大震災で、その壁が崩れた。液状化被害が大きかった浦安市。グラウンドも6月末まで内野部分しか使えず、改修工事で室内練習に限られた苦しい時期があった。

 巣山は「あれを乗り越えたからチームがまとまった」。女房役で、三回に勝ち越し打を放った三浦瑠伊も「多くの人に支えられて野球ができている。野球で恩返ししたいという思いが皆ある」とチームの思いを代弁する。