中川 圧巻の14奪三振 第92回全国高校野球選手権大会

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 第92回全国高校野球選手権大会は7日、甲子園球場で開幕し、開会式に続き1回戦3試合を行い、本県の成田と八戸工大一(青森)、九州学院(熊本)が2回戦に進んだ。

 20年ぶり出場の成田は中川が14三振を奪って完投し、6年連続出場の智弁和歌山に2-1で競り勝った。甲子園大会での最多勝利数を誇る智弁和歌山・高嶋監督の春夏通算60勝目はならなかった。

 八戸工大一は同点で迎えた八回に4点を勝ち越し、8-4で春夏通じて初出場の英明(香川)を下して夏の甲子園初勝利を挙げた。

 九州学院は春夏を通じて初出場の松本工(長野)に14-1で大勝した。

◆強打の智弁打線抑える
 圧巻の14奪三振6安打1失点完投。最後の打球が中堅手のグラブに吸い込まれると、成田エースの中川諒はまるで優勝したかのように両手を天へ突き上げた。

 「自分の真っすぐがどれだけ通じるか、甲子園で試したい」。そう話していた通りの、力のこもった129球だった。一回に3三振のスタートを切れば、三回は三者連続。「三振にはこだわった」。14個中11個の空振り三振が示すように、打者の手元でよく伸びる直球で強打の智弁和歌山打線を1点に抑えた。

 2点の援護をもらった直後の六回に失策の走者に生還を許し失点。七回も1死一、三塁と同点のピンチを招いたが、ここからもう一段階高くギアを入れ替えた。