マリンに響く“V校歌” 歓喜の成田応援団

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 20年越しの悲願達成に成田側スタンドが歓喜で沸き返った。千葉マリンスタジアムで25日に行われた第92回全国高校野球選手権千葉大会決勝で、成田高校が春夏連続出場を目指した東海大望洋に1-0で競り勝った。応援に駆け付けた生徒らは肩を組んで校歌を熱唱、歌声が球場に鳴り響いた。174校の球児が繰り広げた熱戦の頂点が決まり、14日間にわたる青春ドラマがフィナーレを迎えた。

 1点リードで迎えた九回表、成田側スタンドの誰もが手を合わせ、中川諒投手の投球を見守った。一投ごとに「落ち着け」「集中」などエールが飛んでは、また息をのんで静まりかえった。最後の打者のバットが空を切った瞬間、夏空に歓声が駆け上がった。保護者や生徒らは互いに手をたたき、もみ合うようにして喜びを分かち合った。

 応援団で声を枯らしてきた2年の阪本朱音さん(17)は「20年ぶりの甲子園。すごいうれしい」と目を潤ませた。応援席で仲間のために激励し続けた野球部3年の前原孝亮くん(17)は「まだみんなで一緒に野球ができる。ありがとう」と満面の笑顔。ナインに惜しみない拍手を送った。