打線奮起9回勝ち越す 全国高校野球選手権大会

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 第92回全国高校野球選手権大会第11日は17日、甲子園球場で3回戦の残り4試合を行い、本県代表の成田が準々決勝に進出。春夏連覇を狙う興南(沖縄)が準々決勝に進出した。報徳学園(兵庫)関東一(東東京)も8強入りした。

 成田は3点を追う七回に6長短打を集めて5点を奪って逆転。八回に同点とされたが、九回に高橋の二塁打で1点を奪って勝ち越した。興南はエース島袋が1失点完投。仙台育英(宮城)を4-1で下し夏30年ぶりのベスト8を決めた。報徳学園は佐賀学園に13-5で快勝して夏通算25勝目。関東一は早実(西東京)を10-6で退け25年ぶりの8強。

▽3回戦

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
成田 0 0 0 0 0 0 5 0 1 6 14 2
北大津(滋賀) 1 0 2 0 0 0 0 2 0 5 7 0

(成)中川-近藤

(大)岡本、横江、岡本-山口

▽本塁打 山口1号(2)(中川)=3回

  【評】終盤にもつれた試合を成田が制した。0-3の7回に6長短打などで5点を奪い逆転。8回に同点とされるが、9回2死一、三塁から高橋の二塁打で勝ち 越した。バントのミスを重ね、3併殺を喫したが、積極的なスイングが実った。中川は5失点で完投。北大津は山口の2ランなどで3点を先行したが、岡本の球 威が落ちたところを狙われた。

◆待望の甲子園初安打 木村
成田の6番木村祐司に、待望の甲子園初安打が生まれた。

 場面は七回無死三塁。真ん中のスライダーを中前にはじき返して適時打にした。2回戦まで出場選手中、唯一安打のなかった2年生は「バントも失敗していたので、あの打席は何としても打ちたかった。ホッとした」と白い歯を見せた。

 「高橋がいいところでつないでくれた」とこの日のヒーローになった同級生を持ち上げつつ「3年生と一緒にあと3試合戦いたい」と頂点への意気込みを新たにした。

◆エースは赤点投球 中川
成田エースの中川諒は、直球を狙われ序盤に3点を失った。三回に浴びた今夏初の本塁打は、外角を狙った直球がシュート回転する悪癖が出てしまい痛恨の失投に。「ど真ん中にいってしまった。きょうは29点。赤点ですね」と自嘲(じちょう)した。