終盤に逆転劇 6点差はね返す 昭和学院秀英

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昭和学院秀英-薬園台 8回表昭和学院秀英1死満塁、阿部の走者一掃の二塁打で7-7とし喜ぶ昭和学院秀英ナイン=習志野秋津

 最後の打者を15個目の三振で締め、マウンドの松川大地は右こぶしを強く握りしめた。昭和学院秀英は七~九回に9得点。試合終盤に大逆転劇を演じた。

 エース松川が薬園台打線につかまり、六回を終わって1-7。四回の守備では捕球しようとした左翼手・高木研人と中堅手・種谷大輝が交錯し、左ひざを強く打った種谷が負傷交代するアクシデントも発生。悪い試合の流れが続いたが、誰一人あきらめてはいなかった。

 七回に3四球を絡めて2点をかえし、八回には高木と代わった阿部祐太が1死満塁で走者一掃の同点二塁打。「先輩たちの足を引っ張らないように頑張った」と1年生が活躍すれば、1点を勝ち越されて迎えた九回は3年生が奮起。松川が同点犠飛を放ち、4打席安打がなかった米吉司は「何が何でも打ってやろうと思った」と左前へ勝ち越し打。最大6点あった点差を最終回ではね返してみせた。

 新チームになった昨年夏以降、受験勉強を理由に5人が部を去った。チーム内に重苦しい雰囲気が漂ったこともあったが、退部者たちを見返してやりたい気持ちで団結力が高まった。

 3年生最後の大会。勝利への執念が実った試合だった。「このチームで長くやっていたいという気持ちで勝てた」。主将の藤森大介は誇らしげだった。