風味方に1失点快投 木更津・縄谷

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 木更津が春の県大会覇者のAシード千葉明徳を撃破。最大の立役者は、失策による1失点に抑えたエース縄谷友哉。「最高です。他に言葉が出てこない」と喜びに浸った。

 風を味方に付けた。「とにかく腕を振ろう」と思い切りのいい投球。ホームベース方向へ吹く強風に乗り直球が走った。直球が生きたことで千葉明徳打線にボール球になるスライダーを振らせ、連打を許さなかった。「先制点が取れて1点もやらないつもりだった。最後まで一球一球に気持ちを込めて投げられた」。満足いく投球を振り返った。

 小学3年から野球を始め、高校では野球をするつもりはなかった。しかし、中学生最後の大会でエースナンバーをつけられず、その悔しさを高校で晴らすことを決めた。

 木更津は県内屈指の進学校。毎日7時限目の授業を終えてから練習。さらに練習後には大学受験のために学習塾にも通い、勉強にも部活にも手を抜かない。父親の和利さんと同じ教員になるのが夢だ。

 あこがれのエースナンバーを背負い、Aシード校相手に堂々の投球。「この日のために練習をしてきた。つらい練習をしてきてよかった」。努力が報われた。