エースで4番、5回で散る 気力で臨んだ連投マウンド 佐倉南・榎沢

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 2連投に迷いはなかった。「もちろんいけます」。佐倉南の榎沢真吾は試合前、平野勝敏監督の「いけるか」の問い掛けに即答した。疲れなど関係ない。「気力で投げるだけだった」

 しかし、体は正直だった。ボールは浮き、次々と外野の頭を越された。「やられた」。前日の試合を含めて初めてリードを許し、焦った野手陣もミスを連発。気づけば、五回で試合は終わっていた。

 新チームから4番を務め、今春の地区予選前にはエースとしてマウンドを任されることになった。「自分がやらなきゃこのチームは勝てない」。強い自覚を持った。

 春の県大会でコールド負けを喫したあとは、試合終盤の競り合いを想定したゲーム形式の練習で夏に備えた。十五回引き分けを演じられたのは、その努力の結果だった。