拓大紅陵主導権譲らず 逆風はねのける一発

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 ホームベース方向へ風速10メートル前後の風が吹いており「最初はホームランになるとは思わなかった」。一回に右翼席へ先制2ランを放った拓大紅陵の城島一斗は「ライトが少しずつ追っていく姿が見えました。入って良かったです」と日に焼けた顔をほころばせた。

 準々決勝で手応えをつかんでいた。それまでは打席での立ち位置が決まらず体が前に出てしまっていたが、足がしっかり置けるようになり体の軸がぶれなくなった。内角の球に詰まることなく、芯でとらえてボールを右中間へ運ぶことができた。

 習志野の山田翔太は千葉黎明戦で内角への直球を多投していた。打ったのはその内角の真っすぐ。「初球から1個外してきたので、次はストレートが来ると考え思い切り振りました」。読みが的中した。公式戦初本塁打に「流れを持ってこれてよかった。自分のスイングを崩さずに、このままやっていければいい」。自信を深め決勝の舞台に臨む。