亡き友に誓った先制打 木更津総合・地引

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東海大望洋―木更津総合 6回裏木更津総合2死二塁、地引が左翼線に先制の適時二塁打を放つ=千葉マリン

 木更津総合の主砲・地引雄貴が放った“泥臭い”一打が、試合の流れを大きく変える先制適時打となった。

 両チームとも無得点の六回。甘いスライダーを見逃した後の2球目、185センチの長身を生かし、外へ逃げる低めのスライダーに食らいついていった。「スライダー勝負だと感じ、強引にいった」

 この打席に入る前、地引は右の手袋をじっと見つめた。「優太」と書かれてあった。3月に火災で亡くなったチームメート斎藤優太の名前。「一緒に甲子園に行こう」。そう誓った。

 バットの先でとらえた打球は三塁手の脇を抜け左翼線を転々。二走・斎藤雅が先制のホームを踏んだ。「この1点は大きいと感じた」。二塁ベース上で大きく拳を突き上げた。