初の準決勝 力勝負満喫 東京学館船橋・松本

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4回に6点目を失いマウンドに集まる東京学館船橋・松本(左)と捕手臼井

 東京学館船橋のマウンドを一人で守り続けてきた松本隼の夏が終わった。「全力で戦えた。楽しい夏でした」。涙を隠し、すがすがしい表情で球場を後にした。

  前回覇者の市船橋を破り初めて進んだ準決勝。「千葉経大付は早めに打ってくる。高めの球をうまく使って、打ち取りたい」。チームをけん引する右横手投げの エースは決意を胸にマウンドに向かった。イメージしたのは千葉ロッテの渡辺俊介。「高め直球で勝負できる投手」と、昨夏にフォームを上手投げから変えて以 来、ビデオを取り寄せて手本にしてきた。

 一回のピンチは脱したが二回、千葉経大付打線につかまる。生命線の外角スライダーを逆らわずに 打ち返されピンチを招くと、フライを狙いにいった高め直球を痛打された。「強くて、いいチームでした」と相手をたたえた松本。それでも、今大会通算40イ ニング目となる五回は打者3人に連続してフライを打たせ、六回は内角を強気に攻めて3者凡退と最後に意地を見せた。