けがから復帰、気迫の守り 検見川・高屋

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 左足じん帯断絶を乗り越え、一塁手として初の先発を勝ち取った検見川・高屋篤人が、気迫の守りを見せた。

 5月半ばに復帰したばかり。「ベンチに入れない部員のことを考えると、申し訳ないプレーはできない」と臨んだ試合。けがの再発も心配され、硬くなっていた。

 一回裏、打球はいきなり襲ってきた。1番打者のゴロが上手くさばけずエラー。「最初からエラーしてしまってチームに悪い。次からは思い切ってプレーしよう」。気持ちを切り替えた直後だった。2番打者のバント球が高屋の前に浮き上がった。夢中で突っ込みアウト。自らのミスを打ち消す好守で、先発の西本を助けた。

 春大会の初戦前日、練習中に左足を痛めた。その後約1カ月半は走ることができず、いすに座っての素振りや上半身の筋力トレーニングに励んできた。「今でも急な動きをすると痛むことがある」と言い、まだ本調子とは言えない。

 「思い切っていこうと決めた途端、体が動いた」。二回裏にも左に飛んだ打球に飛びつき、けがの影響をまったく感じさせない守りでチームに貢献した。

 五回には一死満塁の場面でスクイズも決めたが、攻撃面では不満ももらす。2回戦ではチームにプラスとなるバッティングを目標に「足は大丈夫」と、笑顔を見せる。