稲毛5回7連打で快勝

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 第89回全国高校野球選手権千葉大会第4日は18日、千葉市稲毛区の県総合スポーツセンター野球場など9会場で2回戦27試合を行い、Bシードの志学館が初戦1-6で敗れる波乱、金星の安房が3回戦へ進んだ。

 Aシード東総工はコールド圧勝で進出、Bシード拓大紅陵、Cシード市船橋、敬愛学園、千葉商大付、東海大望洋と、昨夏4強の稲毛も勝ち上がった。

 白熱の延長戦も2試合、姉崎が昭和学院を十回サヨナラ、東京学館浦安が佐原白楊を十三回で破った。

 大会第5日は19日、同球場など9会場で2回戦25試合が行われ、Aの銚子商、千葉経大付はじめ、Bの成田、千葉明徳らシード6校が初登場する。

◆リラックスして打った
 五回無死満塁、コールド勝ちを決める一打を放った伊集院泰紀は、「後ろに鎌田がいたから、リラックスした気持ちで打った」と、打席を振り返った。

 「今年はチームを引っ張っていこう」。昨夏に続き4番に座り、一回には高めの球を逃さず左越えの先制打。主軸として文句なしの活躍だったが「チャンスを生かせなかった三回など課題が浮き彫りとなった。一つひとつクリアしたい」と気を引き締めた。

◆けが乗り越え完全復活 稲毛・山下
 昨夏、稲毛の4強入りの立役者となった山下航が、ひじの故障を乗り越え今夏の舞台に戻ってきた。

 3月の練習中、右ひじに今まで感じたことのない痛みが走った。筋肉の疲労から約2カ月間投球ができず、春大会を棒に振った。ベンチで記録係として悔しさをかみしめ、投球練習ができなかった間は走り込みで下半身強化に努めてきた。

 「春に出られなかった分の悔しさをばねに」迎えた夏初戦。復帰当初はいまひとつだった変化球も「昨年より力を抜いて投げても決まるようになった」と自信の投球。球を低めに集め、5回を1安打無失点。出塁を許したのもわずか2人、印旛打線をほぼ完ぺきに抑え、完全復活をアピールした。

 依田司監督も、「山下の持ち味が出た良いピッチングだった」と高い評価。試合前までは昨夏の“大躍進”が頭にあったというエースは「一つひとつ勝ち進みたい」と、気を引き締めて一戦必勝を誓った。