千葉南 粘り及ばず 快進撃止まる

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 最終回、安孫子雄太の打球が左翼手に好捕され千葉南の快進撃が止まった。立ちすくみ、うずくまる選手たち。スタンドも一瞬静まり返ったが、最後まで粘ったナインに惜しみない拍手が送られた。

 中盤までに背負った7点差。しかし「みんなまだ、あきらめていなかった」と主将の島田祥成。狙い球を絞り五回から小刻みに加点した。第3打席から3打席連続安打を放った3番・内山純一は「最初はフォークにやられたので、途中から直球を狙った」。持ち前の豪打を封じ、つなぎ役に徹した。「次につなぐのが自分たちの野球。チームのムードが盛り上がってきた」。

 6点差で迎えた最終回も、これまで培ってきたスタイルを信じ反撃。島田の右前打を足掛かりに2点を返した。安打は相手を上回る15本。右に左に打ち分ける打撃を見せ、偶然ではない実力でつかんだ16強だったことを証明した。

 最後に登場した相手エースに夢を絶たれ「最後まで逆転を信じていたが…」と島田は唇をかむ。それでも「まとまったチームになった。感謝している」。内山は「結束力があってお互いに信頼できた」とチームをたたえる言葉で締めくくった。