初回3失点重く…  「疲れのせいにしたくない」 エース小島 東海大浦安

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 ゲームセットの瞬間を、東海大浦安のエース小島和重はベンチで迎えた。「これで、終わりか」。とめどなく悔し涙があふれた。「自分の失点で負けた。みんなで甲子園に行きたかった」

 先発は試合当日の朝、監督に言われた。「そのつもりで準備していた」。満を持して初回のマウンドに立ったはずだった。しかし、味方の守備が乱れ、あっと言う間に先制点を献上。さらに四球から3連打を浴び失点を重ねた。「相手が打つチームと分かっていたのに、力んで直球が高めに浮いてしまった」。うつむき唇をかむ。

 二、五回にも失点。七回途中でマウンドを譲った。

 背番号「1」を背負って迎えた最後の夏。延長十四回の5回戦は成田の大会屈指の右腕に投げ勝ち完封。準々決勝でも好リリーフを見せたが、頂点に手が届きかけたところで力尽きた。「体が…」と言いかけ言い直した。「疲れのせいにはしたくない」。最後までエースのプライドを貫いた。