思い知らされた勢いの怖さ 木更津総合 田中

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 木更津総合は2年生エース、田中優が先発。序盤は完ぺきな投球を見せたが、四回に市船橋の積極果敢な攻撃に沈んだ。

 無死一塁。「バントしてくると思った」。先制点のために確実に送る場面でエンドランを決められた。走者がスタートしたのを見て「三振を取ろう」。勝負にいったが、自信を持って投げたスライダーをうまく打たれ動揺した。

 4連打を含む6安打を集中され、まさかの5失点。「コントロールは悪くなかったと思う」と振り返るだけに、攻略されたショックは大きい。大事な決勝で流れ、勢いの怖さを思い知らされた。

 「先輩たちと甲子園に行きたいと思って頑張ってきた。大事なマウンドを任されたのに、力になれなくて申し訳ない」。さまざまなアドバイスをくれた3年生投手、斎藤翔太郎にいい形でつなげなかったのも悔いが残る。

 先輩との話が出るたびに涙がこみ上げる。「もうこんな悔し涙は流したくない。来年は自分が引っ張って、甲子園にいきたい」。固く誓った。