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ちばの選挙

鈴木大地氏、擁立困難 自民、森喜朗氏が反対 国会議員あす協議「候補探す場に」【’21千葉知事選】

鈴木大地氏
鈴木大地氏

 来年春の千葉県知事選を巡り、森田健作知事(70)の4期目不出馬を前提に、自民党県連が擁立を進めてきた鈴木大地前スポーツ庁長官(53)=習志野市出身=の出馬が、ここにきて困難な状況になったことが28日、関係者への取材で分かった。県連幹部の1人は、30日に県連所属の国会議員団再協議を予定通り実施すると強調した一方で「みんなで一緒に候補者を探していこうと確認する場だ」と説明。鈴木氏擁立の組織決定を目指すとしてきた従来の説明を軌道修正した。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相が28日、自民県連会長の渡辺博道衆院議員と東京都内で会い、知事選を巡り意見交換。関係者によると、森氏は、自民県連が擁立を調整する鈴木氏の出馬に反対する考えを伝えた。

 森氏はスポーツ界に大きな影響力を持つ。森氏の反対で、自民県連が目指した鈴木氏の擁立は困難な情勢になった。森氏は会談で、スポーツ庁を重視する立場を説明し、長官を退任したばかりの鈴木氏が保守分裂の可能性がある千葉県知事選に巻き込まれることに懸念を示した。森氏は鈴木氏とも面会した。

 知事選には、千葉市の熊谷俊人市長(42)が立候補する方針を固め、11月2日に記者会見を開き、正式表明する方向で調整。過去の知事選で自民県連の支援を受けた森田知事は不出馬を明言していない。

 関係者によると、森氏は鈴木氏が長官時代から関係が深い。自民県連の一部国会議員らが鈴木氏擁立に異論を唱える中、熊谷氏を推す動きも出て、事実上の分裂選挙になる恐れを懸念したとみられる。

 自民県連の渡辺会長は取材に「さまざまな事情で森会長と(28日に)会った。30日の国会議員団会議は予定通り開く」と述べるにとどめ、他の県連役員も詳しいコメントを避けた。

 先週末に鈴木氏と会った渡辺氏は、これまでの取材に、鈴木氏が出馬に意欲を示しつつ「自民党内がまとまってほしい」と希望したと明らかにしていた。

 自民党内の動きを注視する構えを取ってきた公明党の県関係者は「これまでも報道は周辺の話ばかりで、鈴木氏から出馬を明示する発言はなかった。最終的には本人が決めることなので、本人の言葉を待たないといけない」と指摘した。

 自民県連は「鈴木氏ありき」に石井準一参院議員が異論を出した14日の国会議員団初協議の後、22日に県議の議員総会を開き、鈴木氏擁立方針に異論は出なかったとしていた。


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