任期満了に伴う匝瑳市議選（定数２０）は、２４日に投票が行われ即日開票の結果、同日午後１０時４５分までに新議員２０人の顔ぶれが決まった。現職１７人全員が議席を維持し、元職２人は返り咲き。新人１人が初当選を果たした。投票率は６３・００％で前回を７ポイント以上下回り低調だった。

　前回から４議席少なくなった今回は、トップ当選者が２千票以上獲得するなど、強い地盤を持つ現職組が安定した得票。立候補を見送った現職６人の票を取り込んだ。

　党派別の当選者は共産２、公明１。共産はベテラン議員が引退し議席を一つ減らしたが候補者２人が票を分け合い、公明は強い組織力で１５１０票を獲得した。

　２月の市長選を戦った元職２人は知名度の高さを生かし、いずれも千票を超え上位での当選。新人２人は市議補選に続く挑戦だったが、１人が最後の議席に滑り込んだ。