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ちばの選挙

3新人当選、現職3人議席失う 議長選や会派編成に焦点 東金市議選

 任期満了に伴う東金市議選(定数二二)は二十九日、投票が行われ、即日開票の結果、深夜までに新市議二十二人の顔ぶれが決まった。

 立候補した現職二十一人のうち、六選を目指したベテランや議長経験者ら三人が議席を失った。一方、新人は四人中三人が当選し、元職一人も返り咲いた。今後、新議会の新たな会派編成や、来月十四日に予定される臨時議会での正副議長選に焦点が移る。

 当日有権者数は四万七千八百二十六人(男二万三千五百七十三人、女二万四千二百五十三人)。投票率は64・74%で、前回二〇〇五年を0・92ポイント下回り、過去最低だった。

 党派別の当選者は公明三、共産一、社民一、無所属十七。女性は三人で、いずれも政党候補。

 共産は、引退した現職の後継を立てず議席を一つ減らしたがトップで当選した。公明は前回の総得票から約五十票を上乗せした四千五百六十票を獲得し、現議席を維持。両党の四候補が上位四人を独占し、組織の強さを印象づけた。

 また、社民も固定票に地元の票を上積みし、前回より票を伸ばした。無党派の各候補は、地盤地区を重点に支持票を集めた。

 一方、候補者が乱立した丘山や田間地区などで大激戦が繰り広げられ、現職三人が落選。両地区から出馬した、二〇〇六年四月の市長選候補者ら三人の新人は、それぞれ千票を超える得票で初当選を果たした。

 今後、焦点となるのが改選後の議会勢力図だ。落選した現職三人はいずれも同じ会派に属していたこともあり、来月六日までに固まる見通しの新たな会派構成や、十四日に予定される正副議長選の行方が注目される。

東金市議選(定数22-立候補27) =選管確定=
前田京子 45 共現(2) 1871
佐竹真知子 53 公現(2) 1558
布施栄亮 60 公現(3) 1516
中丸悦子 60 公現(3) 1486
石渡徹男 59 無現(4) 1484
宮山 博 61 無現(4) 1471
石崎公一 61 無現(4) 1429
水口 剛 60 社現(3) 1279
小倉治夫 61 無現(2) 1229
石田 明 61 無現(2) 1170
松戸 進 61 無現(4) 1159
広田幸吉 65 無元(4) 1147
今関正美 71 無現(4) 1137
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