ちばの選挙

千葉市長に熊谷氏初当選 31歳全国最年少

千葉市長選開票結果 =23時02分 選管確定=
熊谷俊人 31 無新 170629
  結城房江 65 無新 30933
  林孝二郎 63 無新 117560

 鶴岡啓一前市長の辞職に伴う千葉市長選は14日投開票され、無所属の新人で元市議の熊谷俊人氏(31)=民主党、市民ネットワーク、新社会党推薦、社民党支持=が、無所属で元副市長の林孝二郎氏(63)=自民党、公明党推薦=、共産党公認で元市議の結城房江氏(65)の2新人を大差で破り初当選 し、全国最年少市長が誕生した。前市長が逮捕された収賄事件後の出直し市長選。熊谷氏は、若さを前面に「刷新」を強力にアピールし、幅広い支持を集めた。 林氏は事件が逆風となり及ばなかった。結城氏は出遅れが響いた。投票率は43・50%で、前回(37・20%)を6・30ポイント上回った。

 同市長選は、事件を受け市政刷新が最大のテーマに浮上。市債残高が1兆円を超す財政の健全化、大型事業見直しなどが主要な争点となった。

 熊谷氏は、官僚出身者が助役を経て市長に就任してきた長年の「天下り」市政が、汚職事件や膨大な借金を生んだと批判。「しがらみ」を一掃し、第三者委員会による事件の徹底調査、モノレール延伸の中止、蘇我スポーツ公園整備事業の縮小などを訴えた。

 若さを前面に朝夕の駅立ち、選挙カー、自転車遊説など、精力的に街宣活動を展開した。市民のカンパ、勝手連と呼ばれるボランティア支援の広がりもあり浸透。事件を追い風に、現市政への批判票を年代、地域を問わず、幅広く獲得した。

 今年1月に初当選した三重県松阪市の山中光茂市長(33)を抜き、熊谷氏は現職では全国最年少市長となる。

 次期衆院選の前哨戦としても注目された政令市長選は、名古屋、さいたま市に続いて民主党推薦候補の3連勝となった。

 林氏は、豊富なまちづくり経験をアピール。自民党、公明党、連合千葉の支援を背景に支持拡大を目指した。しかし、事件による逆風が直撃。告示直 前、4年間で「保育待機児童ゼロ」「75歳以上バス・モノレール料金無料」など4項目の公約を示し改革色を打ち出したが、「後継」イメージを払拭(ふっ しょく)できなかった。

 結城氏は、出馬表明したのが告示のわずか5日前。「女性市長で市政の大掃除を」と訴えたが、準備不足は否めず、支持は広がらなかった。


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