【うずしお高校浄瑠璃部】(290) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

  ◆第八章 再会(十五)

 うそつきと言われれば、間違いなく自分はそうだ。圭介は、口を尖らせている臼井の前で、ビールグラスを額に当ててうつむいた。

 高校を卒業して淡路を去る際、圭介はさつ ・・・

【残り 817文字、写真 1 枚】



  • LINEで送る