【うずしお高校浄瑠璃部】(233) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(十二)

 港に沿う暗い道に、自転車のライトが現れた。左右に揺れるその一点の光を見ながら、圭介は心が分解していくような、苦しい気分になった。二人きりで会えるの ・・・

【残り 791文字、写真 1 枚】



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