【うずしお高校浄瑠璃部】(223) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(二)

 大鳴門橋の主塔の高さは、一四四メートルを越えるという。その巨大な塔が、青い海峡から直立して空を衝いている風景は、何度見ても圭介の目には奇異に映った。
【残り 815文字、写真 1 枚】



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