【うずしお高校浄瑠璃部】(107) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第三章 秘密の稽古場(三十五)

 夕暮れが近づきつつあったが、陽射しはいっそう強く感じられた。玉ねぎ畑は二人の前で輝き続けている。

「そんなん言われたら……」
【残り 732文字、写真 1 枚】



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