日中高官、対話継続で一致 安定的な関係構築目指す

17日、中国・天津で会談した秋葉剛男国家安全保障局長(左)と楊潔チ共産党政治局員(国家安全保障局提供)

 政府の外交・安全保障政策の総合調整を担う国家安全保障局の秋葉剛男局長は17日、中国・天津を訪問し、外交担当トップの楊潔チ共産党政治局員と会談した。建設的かつ安定的な関係構築を目指すとの日中両首脳間の合意を踏まえ、対話を継続することで一致。秋葉氏は中国が実施した台湾周辺での大規模軍事演習を非難、抗議した。楊氏は「台湾は中国の不可分の領土だ」と主張。台湾を巡って双方の主張が対立したとみられる。会談は計7時間に及んだ。

 日中両政府が18日に発表した。岸田首相と中国の習国家主席は昨年10月の初の電話会談で、両国関係の安定化を推進し対話を重ねることで一致した。


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