タリバン進攻で「軍が自壊」 元大統領、政権崩壊を回想

アフガニスタンのガニ元大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】アフガニスタンのガニ元大統領は14日放映の米CNNテレビの番組で、イスラム主義組織タリバンが首都カブールに進攻した昨年8月15日、ガニ元政権の軍が兵士らの戦意喪失を背景に自壊し、指揮を執ることが不可能になったと振り返った。タリバン復権から1年となる母国の現状に関し「女性や若者、困窮者らが弱り果て希望が失われた」と批判した。

 国外脱出は「タリバンに正当性を与える役目を負わされたくなかったからだ」と主張。国を見捨てたとして国内外から批判を浴びていることを念頭に、最後まで国を守ろうとしたが「兵士らが武器を捨てたり逃走したりした」と正当化した。


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