2022年8月13日 16:26 | 無料公開
徳島大などが開発し商品化した「あかねそう」とアオサノリ
徳島大と徳島文理大、徳島県海陽町のベンチャー企業「海藻ラボ」が2種類の海藻の二毛作養殖に成功、商品化した。5〜11月は暑さに強いミリンソウを、それ以外の時期はアオサノリを海ではなくラボの水槽90基で交互に育てる。成長する時期の異なる2種類を使うことで生産性を上げた。ラボによると海藻の二毛作は珍しいという。
両大などによると、ミリンソウはアワビなど巻き貝の餌として使われることが多く、県内では養殖されていなかった。一方「海のスーパーフード」と呼ばれるアオサノリは吉野川河口を中心に養殖されていたが、後継者不足などにより県内では約30年前に養殖業者が姿を消した。