マイナ保険証、患者負担引き下げ 10月から、批判受け見直し

マイナ保険証を巡る患者負担額

 厚生労働省は10日、健康保険証とマイナンバーカードが一体化した「マイナ保険証」について、10月から患者の窓口負担を軽くすることを決めた。3割負担の人は現在よりも15円減となる。一方で従来の保険証を使う場合は負担が増える。現在はマイナ保険証を使うと負担が重くなり、批判が出ていたため、方針を転換した。

 中央社会保険医療協議会(中医協、厚労相の諮問機関)が同日、見直しを厚労相に答申した。

 見直しの対象は、マイナ保険証対応のシステムを導入済みの医療機関。現在はマイナ保険証で受診すると、3割負担の人は初診時の支払いが21円追加される。10月から6円に引き下げる。


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