ベラルーシ内への攻撃阻止と主張 ルカシェンコ大統領、報復威嚇も

握手するロシアのプーチン大統領(左)とベラルーシのルカシェンコ大統領=6月25日、ロシア・サンクトペテルブルク(タス=共同)

 ウクライナに隣接するベラルーシのルカシェンコ大統領は2日、国内の軍事施設にウクライナが数日前、ミサイル攻撃を試みたが、移動式防空システム「パンツィリ」で全て撃ち落としたと主張した。事実関係は不明。ベラルーシ国営のベルタ通信が伝えた。

 ルカシェンコ氏は「(ウクライナなどの)首都を射程に収めるよう軍に命令した」と表明し、攻撃に対する報復は「一瞬だ」と威嚇した。一方で「われわれにはこの戦争は全く必要ない」とも語り「挑発には我慢しよう」と呼びかけた。

 国内外の反発が予想されるため、ルカシェンコ氏が参戦に踏み切るとの見方は少ない。(共同)


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