母子手帳、10年ぶり刷新へ 多胎児配慮、父親参加の意見も

厚生労働省

 厚生労働省は妊娠から出産、育児を記録する母子健康手帳を2023年度に約10年ぶりにリニューアルする。戦時中の1942年から発行されているが、内容が時代にそぐわなくなっているとの指摘があり、手帳の電子化のほか、双子や三つ子などの多胎児や、障害がある子どもへの配慮を盛り込む方向。27日に開かれた検討会の初会合では、父親の育児参加を進めるため「親子手帳」に名称変更するべきだとの意見も出た。

 手帳は母子保健法に基づき、妊娠の届け出をした人に自治体が交付する。妊娠の経過や予防接種の記録、身長と体重の「発育曲線」を記入。離乳食の与え方といった情報も盛り込まれている。


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