若手キャリアの退職43%増 13年度比、人事院が初公表

 人事院は25日、中央省庁の幹部候補で、キャリアと呼ばれる総合職の退職状況を初めて公表した。在職10年未満の若手が対象で、2020年度の退職者数は109人となり、13年度の76人から43・4%増えた。課題を分析し、人材の定着や志願者の増加につなげたいとしている。

 調査によると、国家公務員1種試験が終了し、総合職の採用が本格化した13年度から17年度までは、10年未満での退職者が100人以下で推移。年度平均は約80人だった。その後、18年度116人、19年度139人、20年度109人と3年連続で100人を超えた。

 具体的な退職理由は十分把握できていない。


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