イランのビル倒壊、死者11人に 救出活動続く

 【テヘラン共同】イランメディアは24日、南西部フゼスタン州アバダンで起きた商業ビルの一部倒壊で、死者が計11人に上ったと伝えた。23日には50〜80人ががれきの下敷きになったという情報もあったが、イラン赤新月社の代表によると約40人が救出された。残る行方不明者数は明らかになっておらず、当局は救出活動を続けた。

 大統領府によると、ライシ大統領は23日、関係当局に原因調査を指示した。レザイ副大統領は24日に現場を訪れ「この問題の責任者は全員罰せられるべきだ」と述べた。

 司法当局は24日までにアバダン市の市長や元市長、ビルの所有者ら計10人を逮捕した。


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