衆院、本会議のコロナ対策緩和 出席議員数の抑制2年ぶり解除

出席議員数の抑制を解除し開かれた衆院本会議=17日午後

 衆院は17日、新型コロナウイルスの感染防止策として本会議で実施していた出席議員数の抑制を解除した。2020年4月に導入したが、コロナを巡る状況が落ち着きつつあるとして各党が了承した。マスク着用や換気などの対策は続ける。

 出席数抑制は密集を避けるため、与野党の申し合わせで始めた。法案の趣旨説明や質疑では一部議員が議場外で中継を視聴し、採決時に全員入る運用を原則としてきた。

 17日は「こども家庭庁」設置関連法案に関する討論が満席に近い議場で行われた。衆院議院運営委員会の山口俊一委員長は対策緩和について「様子を見ながら手探りで行う」と記者団に述べた。


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