発症防ぐワクチン有効率が低下 89→52%、オミクロン影響か

 長崎大などの研究チームは26日、新型コロナウイルスワクチンの有効性に関する調査結果を発表した。2回接種を終えた人で、発症予防の有効率が89%だった2021年7〜9月の前回調査と比べ、今月調査では52%に低下した。研究チームは、デルタ株からオミクロン株への置き換わりや、接種後の時間経過が原因とみている。

 研究チームによると、全国5カ所の医療機関で今月1〜21日に新型コロナの検査を受けた16〜64歳を分析し、前回調査と比較。今回の調査では、未接種53人のうち陽性が24人で、2回接種した346人のうち陽性は88人だった。発症予防の有効率は37ポイント下がった。


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