米軍、8500人派兵待機 ウクライナ巡りNATOへ

24日、米ワシントンで、欧州各国の首脳とテレビ電話で会議をするバイデン米大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン、パリ共同】バイデン米大統領は、ロシアが軍事圧力を強めるウクライナ情勢に対処する「北大西洋条約機構(NATO)即応部隊」に米軍約8500人を短期間で派兵できる態勢を整えるように命じた。バイデン氏は24日、欧州諸国首脳らとテレビ電話会議を開き、問題の外交解決を目指す方針で一致し、結束を確認した。米政府などが発表した。

 欧米諸国は、ウクライナやベラルーシの国境に展開するロシア軍が「部隊を増強し続けており、規模は大きくなっている」(カービー米国防総省報道官)とみており、緊迫がさらに高まっている。軍事的な対応と同時に外交解決の道を模索している。


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