東南アジア有望企業25社に増加 日本の4倍、成長見込む

新興企業に勢いがあるシンガポール(共同)

 【シンガポール共同】東南アジアで企業価値が10億ドル(約1100億円)を超える非上場企業「ユニコーン」が25社に達し、日本の6社の4倍以上と大幅に上回ったことが24日、分かった。金融とITを融合させた「フィンテック」関連が多く、巨大な東南アジア市場での成長を見込んで内外から資金を集めたもようだ。

 米調査会社CBインサイツと日本貿易振興機構(ジェトロ)の調べによると、2021年末の東南アジアのユニコーン数は21年1月時点に比べ20社増加した。トップは人口約545万人に過ぎないシンガポールで12社に上る。2位は人口約2億7千万人のインドネシアで6社だった。


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