トンガ耳つんざく爆音、濁流襲う 噴火から1週間、懸命の避難

トンガ・トンガタプ島に近いアタタ島で破損した船=16日(Kilo Folau/Broadcom Broadcasting提供、AP=共同)

 爆発音が耳をつんざき、島を濁流が襲った―。南太平洋の島国トンガで海底火山の大規模噴火が起き、津波が押し寄せてから22日で1週間。国際電話が復旧し、住民らの証言で、噴火があった15日の緊迫した状況が徐々に分かってきた。政府の18日時点の発表によると、死者は少なくとも3人。トンガ当局は離島を含めた被害の全容把握を急いでいる。

 上空からの写真を分析したニュージーランドとオーストラリア両政府は、離島などで建物の被害は甚大なものの、死者や不明者の数が今後、爆発的に増えることはないとみている。(シドニー共同)


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