2022年1月21日 10:27 | 無料公開
【ウィーン共同】オーストリア国民議会(下院)は20日、新型コロナ感染拡大の対策として、2月から原則18歳以上に対して一律にワクチン接種を義務化する法案を賛成多数で可決した。地元メディアなどが報じた。ロイター通信によると、全面的なワクチン接種義務化は欧州連合(EU)で初だという。
コロナ対策として接種率を高めることが必要と判断、義務化につながったとみられる。妊婦などは適用除外される。3月中旬以降は、違反すれば罰金が科される。
オーストリアは人口900万人ほどで、米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、累計感染者数は150万人を超え、死者は約1万4千人。